DHCAの長所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/27 19:32 UTC 版)
DHCAの長所は前述のように低温による虚血許容時間の延長、遮断に伴う塞栓や灌流不全による虚血を回避出来る点にある。またもう一つの大きな利点として、例えば弓部置換術においては脳分離灌流の送血管が必要無いため広い無血視野が得られることである。そもそも小児心臓外科において本法が最初に発達したのは、小児の狭い術野において可能な限り広い視野を確保するためであった。また、胸部下行、胸腹部大動脈置換術においても、腹部血管分枝の灌流が不要となり、操作が簡便になるなどメリットは大きい。
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