D70形ディジタル交換機とは? わかりやすく解説

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D70形ディジタル交換機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 00:32 UTC 版)

D70形ディジタル交換機(デーななまるがたディジタルこうかんき)は、電電公社と交換機メーカー4社(日本電気富士通日立製作所沖電気)が共同開発した回線交換蓄積交換に対応した、INSネット (ISDN) ・アナログ回線共用の加入者階梯デジタル交換機である。

概要

加入者交換機のディジタル化、ISDNの導入を目的として開発され、1983年名古屋大同局で商用1号機がサービス開始した。1988年東京三鷹局でINSネット用のD70Dがサービス開始した。1990年代にPHSサービスで必要な位置登録機能が追加された。

2015年に撤去が完了した。

ハードウェア

LSI加入者線回路を時分割ハイウェイで集線・交換をし、各モジュール間を光ループで接続している。

  • ISM : ISDN加入者線を収容するD70Dの付加装置
  • PSM : PHS基地局(CS)をISMに接続するための付加装置
  • PHM : ISMで多重化したパケットをネットワーク層処理し、パケット交換網へ接続する。
  • STM : 各モジュールの保守・運用を行う。
    • STM-R : 交換機と同一建屋内に設置 最大6 交換機を収容
    • STM-C : 保守集約拠点に設置 最大25 STM-Rを収容
  • RT : アナログ・ISDN加入者線を遠隔光収容

歴史

  • 1981年(昭和56年)世界初の全LSI加入者線回路が完成
  • 1983年(昭和58年)商用1号機サービス開始(名古屋 大同局)
  • 1988年(昭和63年)INSネットサービスでD70D使用開始(東京 三鷹局)
  • 1990年(平成2年)改D70型製造開始
  • 2015年(平成27年)撤去完了

脚注

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