サレンダーモンキー
(Cheese-eating surrender monkeys から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 16:27 UTC 版)
サレンダー・モンキー(英語 :surrender monkeys、降伏するサル)は、フランス人ないしその軍隊(フランス軍)を指す民族差別用語。「Cheese-eating surrender monkeys(チーズ喰いの降伏するサル野郎ども)」という台詞が全文であり、サレンダーモンキーはその略称にあたる。 この用語は、1995年に放送された『ザ・シンプソンズ』の『伝説のジャズマンよ 永遠に』(原題:'Round Springfield)という回において初めて使用され、短期間で広い周知を獲得した。当初は非公式的なスラングであったが、次第に公の場でも使用されるようになっていった。イラク戦争でのフランコフォビア(嫌仏感情)がアメリカなどで高まる中、英語圏のインターネットでも盛んにフランス軍の「敗北の歴史」を嘲笑するエスニックジョークが盛んになった。こうした流れは伝統的なものだが、若い世代に認識を継承させたという点で重要といえる。
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