COD錯体の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 15:22 UTC 版)
「1,5-シクロオクタジエン」の記事における「COD錯体の利用」の解説
白金錯体 Pt(cod)2 はさまざまな白金(0)化合物の前駆体となる。例えば: Pt(cod)2 + 3 C2H4 → Pt(C2H4)3 + 2 COD (配位子交換によるエチレン錯体の合成) ニッケル錯体 Ni(cod)2 を前駆体とした合成例として、代表的なものは: Ni(cod)2 + 4 CO(気体) ← → {\displaystyle {\overrightarrow {\leftarrow }}} Ni(CO)4 + 2 COD この生成物 Ni(CO)4(ニッケルカルボニル)は非常に強い毒性が知られる取り扱いが難しい化合物だが、この反応で系中発生させられる。 錯体上の COD を他の配位子で置き換える配位子交換反応は、その配位子の溶液をゆっくりと COD錯体に加える手法が一般によくとられる。
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