アンナ・アンカーとは? わかりやすく解説

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アンナ・アンカー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/29 08:31 UTC 版)

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アンナ・アンカー
アンナ・アンカー
生誕 Anna Kirstine Brøndum
1859年8月18日
 デンマーク, スケーエン
死没 1935年4月15日、75歳
 デンマーク, スケーエン
国籍  デンマーク
著名な実績 絵画
運動・動向 スケーエン派

アンナ・アンカー(Anna Ancher、結婚前の姓 Brøndum、1859年8月18日 - 1935年4月15日)はデンマークの画家である。夫のミカエル・アンカーとともに、デンマーク最北端の町スケーエン(Skagen)に集まった画家たち、「スケーエン派」の代表的画家の一人である。

略歴

スケーエンで、雑貨屋、後に宿屋(Brøndums Hotel)を営む家に生まれた。スケーエン派と呼ばれる画家の中で、唯一のスケーエン生まれ、育ちの人物である。しかし当時、女性が芸術家として活動するのは、きわめて難しいことであったがコペンハーゲンにある画家のヴィルヘルム・キューン(Vilhelm Kyhn)の作った美術学校で3年間学び、自己の画風を作り上げた。女性画家のマリー・クロイヤー(結婚前の姓 トリプケ)とともに、パリピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌのアトリエでも学んだ。 マリー・トリプケは後に、「スケーエン派」の画家、ペーダー・セヴェリン・クロイヤーと結婚することになる。

アンナ・アンカーは1880年に、画家のミカエル・アンカーと結婚し、娘(ヘルガ)をもうけるが、結婚後も創作活動を続けた。また彼女がスケーエンに定住し、画業を務めることでより一層、芸術家の共同体を形成するに至った。[1]1884年に夫妻はスケーエンに住居を購入した。父親(エリック・ブロンドゥム)の宿屋の食堂の壁面は、スケーエンの画家たちの作品で飾られている。第2次世界大戦後、スケーエン美術館(Skagens Museum)へ移設された[2]

ミカエルとアンナのアンカー夫妻の肖像はデンマークで1998年から発行された1000クローネ紙幣(2004年に改変された紙幣にも)図柄に採用された。こはペーダー・セヴェリン・クロイヤーが1884年に描いた絵がもとになっている[3][4]

アンナ・アンカーの作品

参考文献

  1. ^ Ancher, Anna Kirstine (Dansk biografisk Lexikon) (デンマーク語)
  2. ^ For videnskab og kunst medaljen Ingenio et arti” [For science and art: the Ingenio et Arti medal] (デンマーク語). Litterære priser, medaljer, legater mv [Literary prizes, medals, scholarships, etc]. 2010年9月5日閲覧。
  3. ^ The coins and banknotes of Denmark. Danmarks Nationalbank. (2005). pp. 22–23. ISBN 87-87251-55-8. オリジナルの23 May 2011時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110523100635/http://www.nationalbanken.dk/C1256BE900406EF3/sysOakFil/Danmarks_penge_2005_ENG/%24File/Coins_Banknotes.pdf 2010年9月6日閲覧。. 
  4. ^ 1,000-krone banknote, 1997 series”. Danmarks Nationalbank. 2010年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月7日閲覧。



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