9 〜9番目の奇妙な人形〜とは? わかりやすく解説

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9 〜9番目の奇妙な人形〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/14 13:38 UTC 版)

9 〜9番目の奇妙な人形〜
9
監督 シェーン・アッカー
脚本 パメラ・ペトラー
原案 シェーン・アッカー
製作 ティム・バートン
ティムール・ベクマンベトフ
ジム・レムリー
音楽 デボラ・ルーリー
編集 ニック・ケンウェイ
製作会社 レラティビティ・メディア
配給 フォーカス・フィーチャーズ
ギャガ
公開 2009年9月9日
2010年5月8日
上映時間 79分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $30,000,000[1]
興行収入 $48,428,063[1]
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9 〜9番目の奇妙な人形〜』(ナイン 9ばんめのきみょうなにんぎょう、原題: 9)は、2009年アメリカ映画。この項目では、元になった短編映画"9"についても解説する。

長編製作の経緯

シェーン・アッカ―が2005年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアニメーション・ワークショップで課題として制作した3D短編、"9" (en) が元になっている[2]。この短編映画は第78回アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされている。この9ティム・バートンの目に留まり、長編映画化が実現することになった。短編は、2010年の長編とは舞台設定が共通しているものの、基本的なストーリーが異なっているほか、登場人物が実質的に9と5の二人だけであること、登場人物が全く声を発しないなどの差異がある。オリジナルの短編はDVD・ブルーレイの特典映像として収録されている。

ストーリー

人類が滅亡し、終末世界と化した[3]地球で1体の人形・9が目を覚ます。声が出ない彼は、「仲間」と声をかけられた人形・2と出会う。彼は9を喋れるようにしてくれた。しかし、突然「ビースト」に襲われ、2が連れ去られてしまう。再び一人ぼっちになってしまった9が次に出会ったのは、1、5、6、8だった。9は2を助けようと仲間たちに訴えるが、1に阻止されてしまう。それでも諦められない9は5と共に2を助けるため旅に出る。

なぜ、人類は滅亡してしまったのか?そして、人形達は何のために造られたのか?

登場人物

各項目内の並びは、基本的に登場順。

9体の人形

9(Nine)
主人公。9体の人形たちの中では最後に目覚めた。
2(Two)
発明家。9の発声装置を直し、喋れるようにした。
5(Five)
職人。過去に機械獣に襲われたことで、隻眼になっている。
1(One)
リーダー。臆病かつ保守的な性格で、9とはたびたび衝突する。彼のみ瞳孔がツリ目のような三角形になっている。
8(Eight)
腕力自慢。頭は悪いが、1の命令には忠実。
6(Six)
芸術家。左右で大きさの違う目が特徴。指がペン先になっている。
7(Seven)
女戦士。鳥の頭蓋骨を兜のように身に着けている。
3(Three) 4(Four)
双子。フードを被った姿をしている。言葉は話せないが、知識は豊富。目がプロジェクターになっている。

機械

「ビースト」(The Beast)
荒廃した世界を闊歩する機械獣。いずれも赤いカメラアイが付いている。
型ビースト(The Cat Beast)
作中で最初に登場する「ビースト」。背中には棘があり、頭は猫の頭蓋骨でできていて、左目には通常のカメラアイ、右目には暗闇での索敵用に白熱電球が付いている。ライオンのような足取りで動き回る。
「ザ・マシーン」(The Fabrication Machine)
「ビースト」を生み出した元凶。

その他

科学者
「ザ・マシーン」に搭載されている人工知能を作った科学者にして、9体の人形の生みの親。

声の出演

スタッフ

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは185件のレビューで支持率は58%、平均点は5.90/10となった[4]Metacriticでは31件のレビューを基に加重平均値が60/100となった[5]

受賞・ノミネート

第37回アニー賞
  • ノミネート:特殊効果賞
  • ノミネート:美術賞

脚注

  1. ^ a b 9 (2009)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年11月2日閲覧。
  2. ^ Blu-ray『9 〜9番目の奇妙な人形〜』特典映像、「9(ナイン)短編から長編へ」より
  3. ^ 「9 ナイン」6番の人形はティム・バートンへ捧げたオマージュ - ライブドアニュース
  4. ^ 9 (2009)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月16日閲覧。
  5. ^ 9 Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月16日閲覧。

外部リンク



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