5500産業用ワークステーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 09:01 UTC 版)
「PS/55」の記事における「5500産業用ワークステーション」の解説
PS/55をベースに強化コンピュータ(Rugged computer)化して、周りの温度・湿度・塵埃度・振動などの動作環境条件などが通常事務所の条件を超えて使えるように設計し直した機種が「5500産業用ワークステーション」として発表された。具体的な機種としては、 IBM 5502-TFA IBM 5502-TFB などがあり、ホスト・コンピュータへの接続はトークンリングが広く使われた。ハードウェアにこうした特徴があるだけでなく、ソフトウェアとして24時間稼働を目指した「OS/2」、アプリケーション開発にはマクロの集合のような「DAE」(Distributed Automation Edition)などが使われたのが特徴である。 IBM5500産業用ワークステーションは1980年代末から1990年代全般にかけて日本でのみ販売されて、新日本製鉄、日新製鋼、三菱重工などの装置工業・製造業の工場現場によく使われた。それまでIBM DACS、System/7、Series/1を使っていたセンサー・ベース工場アプリケーションを小型化した。IBM 5500は公益財団法人日本デザイン振興会のグッドデザイン賞を1989年にもらっている。
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