5480形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 08:10 UTC 版)
「国鉄5300形蒸気機関車」の記事における「5480形」の解説
5480形は、山陽鉄道が1901年および1903年にベイヤー・ピーコック製の5300形、ニールソン社製の5400形を模倣して、自社兵庫工場で2両を製作したものである。旧日本鉄道の5270形と同様、予備部品の活用による製作と考えられ、原型である5300形・5400形の輸入から10年を経ているものの、これらとよく似ていた。2両は全く同じではなく、山陽鉄道106(後の国鉄5480)は5300形に、107(後の国鉄5481)は5400形に似ていたが、炭水車などは両者を折衷したような形態であった。煙管本数は、5300形や5400形の170本に比べて18本少ない152本と記録されている。 山陽鉄道では18形(106, 107)と称し、国有化後の1909年に実施された改番では5480形(5480, 5481)となった。国有化後の配置は山陰線、岡山で、最後は関西線に配置され、1922年に廃車された。保存車、譲渡車はない。
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