2005年: 初表彰台・初優勝
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「ガボール・タルマクシ」の記事における「2005年: 初表彰台・初優勝」の解説
2005年は飛躍の年となった。レッドブル・KTMチームに移籍し、第5戦イタリアGPではファイナルラップにチームメイトのミカ・カリオ、アプリリアのエクトル・ファウベルを下して初優勝を遂げる。その後もダッチTT、カタールGPと勝利を重ねた。しかし後者での勝利は大きな問題となる。 シーズン残り4レースとなり、チームメイトのカリオにはトーマス・ルティを逆転しチャンピオンを獲得する可能性が大きく残っていた。そこでタルマクシには、カリオがより多くのポイントを獲得できるようにとチームオーダーが出された。レースではカリオがリード、2位にタルマクシが付けており、このままの順位で終わるはずだったが、ゴール間際でタルマクシがカリオをオーバーテイクしてしまう。レース後の記者会見でタルマクシは「あと1周残っていると思っていた」と弁解した。結局カリオはこのレースで失ったちょうど5ポイント差(1位と2位のポイント差)で、チャンピオンを逃すことになってしまった。KTMは翌シーズン、250ccチームへのステップアップをタルマクシに持ちかけていたが、この騒動が原因でそれも破談になってしまった。タルマクシはシリーズランキング3位でシーズンを終えた。
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