1章1節の翻訳と議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 18:51 UTC 版)
申命記1章1節の各翻訳における記述は以下のようになっていて、その訳出は安定していない。 これはヨルダンの向こうの荒野、(中略)スフの前にあるアラバにおいて、モーセがイスラエルのすべての人に告げた言葉である。 — 日本聖書協会、口語訳聖書 申命記1章1節 モーセはイスラエルのすべての人にこれらの言葉を告げた。それは、ヨルダン川の東側にある荒れ野で、(中略)スフに近いアラバにおいてであった。 — 日本聖書協会、新共同訳聖書 申命記1章1節 是はモーセがヨルダンの此旁の曠野紅海に對する平野に在てバラン、トベル、ラバン、ハゼロテ、デザハブの間にてイスラエルの一切の人に告たる言語なり。 — 日本聖書協会、文語訳聖書 申命記1章1節 これは、ヨルダン地方の荒野、スフに面する(中略)ディザハブの間でモーセが全イスラエルに話した言葉である。 — ものみの塔聖書冊子協会、新世界訳聖書 申命記1章1節 モーセが著者であるという説を採用した場合、口語訳の表現は「著者がヨルダン川のこちら側にいる」ということになる。モーセはヨルダン川の手前でピスガの頂ネボに登り、約束された国を目にしながらこの世を去ったため矛盾する。
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