1モーラのアクセント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 23:04 UTC 版)
「高低アクセント」の記事における「1モーラのアクセント」の解説
反対に、音節が2モーラ(拍)からなる場合に音節の一部のみにアクセントが置かれる言語もある。ガンダ語では、Abagânda「ガンダ族の人々」ではアクセントは「ga(n)」という音節の1つ目のモーラに置かれていると考えられるが、Bugáńda「ブガンダ」ではアクセントは「gan」の2つ目のモーラに置かれている(ただし高い部分が1つ目のモーラへ拡張されている)。古代ギリシャ語でも同様に、οἶκοι(oîkoi)「家(複数主格)」では「oi」という音節の1つ目のモーラに置かれているが、οἴκοι(oíkoi)「家で(副詞)」では2つ目のモーラに置かれている。これとは異なる分析によれば、ガンダ語や古代ギリシャ語は、アクセントの置かれる音節が異なった音調を選択できるタイプの言語に属するという。
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