HIV脳症
【総論】 HIVが神経系のグリア細胞やマクロファージの中で増え、そこからgp120や神経細胞の毒になる物質(例えばTNFα)が分泌され神経細胞がアポトーシスを起こして死ぬ。すると脳の機能が低下したり萎縮して、痴呆や様々な神経症状を示す。エイズ痴呆、HIV亜急性脳炎と同義語。エイズの末期の合併症。エイズの解剖例では7割に脳の変化がみられるという。空胞性脊髄症は脊髄レベルで似た病変と思われる。
【症状】 頭痛、痴呆、協調運動障害、けいれん、麻痺、記憶障害、集中力低下、判断力低下(認知能力の低下)、失禁、無言、無動になることが多い。

HIV脳症と同じ種類の言葉
- HIV脳症のページへのリンク