510号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/26 16:49 UTC 版)
「阪急500形電車 (初代)」の記事における「510号」の解説
700形製造から約半年後の1925年11月、川崎造船所で日本初の全鋼製車両である510が製造された。 川崎造船所における全鋼製車体の試作車としての要素が強く、阪急部内では「見本全鋼車」と呼ばれていた。車体寸法は700形に準じ、窓は阪急初の二段上昇窓を採用、全鋼製車体ながらトラス棒が設けられた。制御車として竣工したが、電動車の509の追番であり、将来の電動車化を考慮したものと推測されている。 新製後は神戸線に配属されたが、登場から1年に満たない1926年10月14日、十三駅で発生した三重衝突事故で被災した。事故で破損した510号の車体は修理されず解体され、「幻の全鋼車」となった。
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