髪の各部に挿す簪の名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 06:04 UTC 版)
前挿し 前髪の両脇(左右のこめかみ辺り)に挿す簪をこう呼ぶ。びら簪、小ぶりな花簪など趣味的な小型の簪を使用するが、実際に挿すのは少女や舞妓などがほとんど。割れしのぶやおふく髷など少女向きの髷によく見られる。 立挿し 鬢窓(びんまど:鬢の上部)に立てて装着するもの。 髷挿し 髷の前面根元に挿す簪。平打簪、玉簪、姫挿し、飾り簪などを使用しもっとも一般的な簪の飾り位置。ほとんどすべての日本髪に見られる。笄をここに通すときは中挿しと呼ぶ。 位置留 髷の上に装着する「橋の毛」(細長いヘアピース)を留めるもの。 根挿し 髷の後方根元に挿す簪。笄や平打簪などを使用し現在最も見る機会がない位置。銀杏返しや先笄などに見られる。
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