高電位鉄 - 硫黄タンパク質とは? わかりやすく解説

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高電位鉄 - 硫黄タンパク質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 00:25 UTC 版)

フェレドキシン」の記事における「高電位鉄 - 硫黄タンパク質」の解説

電位Fe-Sタンパク質 (high potential iron-sulfur protein, HPIP) はフェレドキシンと同じ活性[4Fe-4S] を持つが、酸化還元電位極めて高い点のみが異なる (E0'= +0.35V)。フェレドキシンとは別のタンパク質であるが、クラスター酸化状態が違うだけである。 HPIPの酸化還元様式以下の通りである。 HPIP 3Fe3+•Fe2+ (酸化型) ⇄ {\displaystyle \rightleftarrows } 2Fe3+•2Fe2+ (還元型) ⇄ {\displaystyle \rightleftarrows } Fe3+•3Fe2+ (超還元型*) Fd 3Fe3+•Fe2+(超酸化型*) ⇄ {\displaystyle \rightleftarrows } 2Fe3+•2Fe2+ (酸化型) ⇄ {\displaystyle \rightleftarrows } Fe3+•3Fe2+ (還元型) なお、*印は生理状態では存在しない上記[4Fe-4S]酸化還元様式比較する良く分かるが、「フェレドキシン超酸化型がHPIPにとっての酸化型」であることがわかる。一方、「HPIPの超還元型はフェレドキシン還元型」に等しい。なぜこのようなことが起きるのかについては良く分かっておらず、カーターらによって「3酸化状態仮説」という説が唱えられているのみである。

※この「高電位鉄 - 硫黄タンパク質」の解説は、「フェレドキシン」の解説の一部です。
「高電位鉄 - 硫黄タンパク質」を含む「フェレドキシン」の記事については、「フェレドキシン」の概要を参照ください。

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