高いマッハ数での効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 02:20 UTC 版)
ロッキードブラックバードシリーズのチャインは、航空機の長さの約40%に広がり、超音速での有用な追加揚力に貢献する。チャインは、低アスペクト比のカナード表面として機能することにより、フォアボディによって生成される揚力を高めると理解することができる。この揚力の寄与をさらに高めるために、前方胴体は翼に対して正の入射角で設定される。 チャインリフトはマッハ数の2乗で増加し、超音速状態での主翼のリフトの後方シフトを相殺するのに役立つ。無尾翼デルタ翼が安全な亜音速飛行のためにトリムされている場合、高速ではピッチで過剰なトリム抗力が得られ、安定しすぎて操縦性が悪くなる。前面の不安定化効果は、マッハ数が高い場合に最も必要とされるチャインによって提供される。
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