骨粗鬆症治療への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 15:03 UTC 版)
「パラトルモン」の記事における「骨粗鬆症治療への応用」の解説
PTH(全長84aa)のN末34アミノ酸(1-34)は、骨粗鬆症治療薬テリパラチドとして臨床応用されている。上記のとおりPTHには骨吸収促進作用があり、副甲状腺機能亢進症で見られるように持続的なPTH投与は骨密度を低下させるが、間欠的投与では逆に骨形成を促進し、骨折リスクを低下させる。ビスホスホネート等、以前の骨粗鬆症治療薬は破骨細胞による骨吸収の抑制を主たる薬理作用とするものがほとんどであるが、本剤は骨芽細胞に作用して骨形成を促進するという特徴的な薬理作用をもつ。1日1回、または週1回、静脈注射または皮下注射で使用される。
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