骨格位相線図とは? わかりやすく解説

骨格位相線図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/27 06:16 UTC 版)

ボード線図」の記事における「骨格位相線図」の解説

上記と同じ形式伝達関数考える。 H ( s ) = A ∏ ( s + x n ) a n ( s + y n ) b n {\displaystyle H(s)=A\prod {\frac {(s+x_{n})^{a_{n}}}{(s+y_{n})^{b_{n}}}}} ここでは、零点それぞれ独立プロットし、それらを重ね合わせる実際位相曲線は − a r c t a n ( I m [ H ( s ) ] / R e [ H ( s ) ] ) {\displaystyle -\mathrm {arctan} (\mathrm {Im} [H(s)]/\mathrm {Re} [H(s)])} で得られるそれぞれの極と零点について位相を描くには、次のようにする。 A が正の場合始点は(傾斜0で)0度となる。 A が負の場合始点は(傾斜0で)180度となる。 全ての ω = x n {\displaystyle \omega =x_{n}} について(安定零点 - R e ( z ) < 0 {\displaystyle Re(z)<0} )、傾斜decade あたり 45 ⋅ a n {\displaystyle 45\cdot a_{n}} だけ増大させるdecade始点は ω = x n {\displaystyle \omega =x_{n}} より前、つまり x n 10 {\displaystyle {\frac {x_{n}}{10}}} )。 全ての ω = y n {\displaystyle \omega =y_{n}} について(安定 - R e ( p ) < 0 {\displaystyle Re(p)<0} )、傾斜を decade あたり 45 ⋅ b n {\displaystyle 45\cdot b_{n}} だけ減少させる(decade の始点は ω = y n {\displaystyle \omega =y_{n}} より前、つまり y n 10 {\displaystyle {\frac {y_{n}}{10}}} )。 不安定な(複素平面の右側の)極と零点 ( R e ( s ) > 0 {\displaystyle Re(s)>0} ) は、上記とは逆である。 (零点場合90 ⋅ a n {\displaystyle 90\cdot a_{n}} 度位相変化したとき、および(極の場合90b n {\displaystyle 90\cdot b_{n}} 度変化したとき、傾斜水平に戻す。 それぞれの零点についてプロットした後、それらを加算して最終的な図を得る。すなわち最終的な図は以上の作図えられる位相線図重ね合わせである。

※この「骨格位相線図」の解説は、「ボード線図」の解説の一部です。
「骨格位相線図」を含む「ボード線図」の記事については、「ボード線図」の概要を参照ください。

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