餌木の根がかり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:41 UTC 版)
餌木は、エギングの釣法として底まで沈めることが多いので、餌木が海底の藻や障害物に引っかかり、そのまま海中に残ってしまうことがある。他のルアーでも同じような問題はあるが、特にエギングでは底を意識した釣り方になる分、ロストされる餌木が多いのは環境汚染の観点からあまり好ましいとは言えない。 海中もさることながら、漁師が使用する係船や漁具に餌木がかかってしまうこともあり、漁業関係者の迷惑になることも大きな問題となる。近年では、鉛の器具に糸がついたヤエン仕掛けが漁師の網にかかって網が破れる原因にもなっている。 2020年、兵庫県では根掛かりして放置されたエギが、たこつぼ漁に従事する漁師の体に突き刺さるという事故が頻発した。地元漁協が海底のエギの回収に乗り出したところ、2カ月半で実に約16000個が引き上げられた。漁協では釣り人に注意を促すとともに、エギを製造する業者に釣り針の改良を求めることとした。
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