飼育の試み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/31 14:47 UTC 版)
ナミクダヒゲエビ7匹ずつを、単独(水温14.4±0.3℃:塩分濃度30.5±0.5‰:飼育水pH 8.02±0.16) あるいは他の生物(サガミアカザエビ・カルイシヤドカリ・ギンエビスガイ・テラマチオキナエビスガイおよびカブトアヤボラ)と同居した状態(水温13.1±0.4℃:塩分濃度30.1±1.7‰:飼育水pH 7.89±0.16)で飼育したところ、ナミクダヒゲエビ単独のグループでは飼育開始から5日めに一匹が死に、51日めには計五匹が死亡したが、残り二匹は56日めまで生存した。いっぽう、他の生物と同居させた状態では、飼育開始から13日めには七匹すべてが死んだという。なお、さらに長期間の飼育には、水槽の底質を、ナミクダヒゲエビが自然環境下で棲息していると考えられる泥に近いものにすることや、捕獲にはナミクダヒゲエビが棲息する深海域と海面付近との水温差がより小さい冬季を選び、エビの活性の低下を軽減することなどが必要であるとされている。
※この「飼育の試み」の解説は、「ナミクダヒゲエビ」の解説の一部です。
「飼育の試み」を含む「ナミクダヒゲエビ」の記事については、「ナミクダヒゲエビ」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から飼育の試みを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 飼育の試みのページへのリンク