類型論的見地からの依存関係の標示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 05:43 UTC 版)
「依存関係」の記事における「類型論的見地からの依存関係の標示」の解説
・節の付加部(時間・場所・様態の表現等)の依存関係が主要部に標示されることは稀であり,普通は依存部への格標示や接置詞によって示される。(ウェイリー[2006: 148]) ・人称・数・性などの文法カテゴリは依存部表示型言語においても主要部に標示されるのが一般的である。(Nichols[1986: 77-78]) ・ある言語がどこかのレヴェルで主要部表示型の形態論を支配的なパタンとしてとるのならば、その言語は節レヴェルでも主要部標示型をとる。(Nichols[1986: 75]) ・ある言語が節レヴェルで依存部表示型の形態論をとるならば、その言語は句レヴェルでも依存部標示型をとる。(Nichols[1986: 75]) ・主要部標示型の形態論は動詞先頭型の語順を好む傾向にある一方、依存部表示型の形態論はこの語順を避ける傾向にある。(Nichols[1986: 81ff])
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