霊魂についての観念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/15 01:58 UTC 版)
ツォツィル族が捉える霊魂には大きく分けて二種類のものが存在する。一つは生きている人間の肉体に備わっているもので、シナカンタン方言ではチュレル(ch'ulel)、チャムーラ(英語版)方言ではアニマ(anima)と呼ぶ。もう一方は個々人に対応する様々な動物の霊(シナカンタン方言ではワイヘル (wayhel) またはチャヌル (chanul)、チャムーラ方言ではチュレルまたはvayijelという)で、山に棲むと信じられている。こうした動物守護霊の概念には古典期マヤにおけるウァイ (en) に通ずるものがある。病気の原因も特定の悪い動物霊の仕業であると捉えられ、イロル(j'ilol)と呼ばれるシャーマンがこれに対処する。
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