雨量計の記録と専門家の証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:29 UTC 版)
「御殿場事件」の記事における「雨量計の記録と専門家の証言」の解説
事件現場から約550m離れた雨量計は、午後8時までの1時間に3mm、午後9時までの1時間に1mm、午後10時までの1時間に3mmの降水量を記録している。 御殿場駅の雨量計は、午後7時までの1時間に1mm、午後8時までの1時間に3mm、午後9時までの1時間に2mmの降水量を記録している。 以上を踏まえて鑑定人は、本件公園だけ雨が全く降らなかったというのはあり得ず、確率論的になるかもしれないが、少なくとも30分を超えるやみ間はなかったと供述している。 これに対して二審判決は次の点を指摘した上で、被告人側の主張を退けた。 事件現場から東北東約700mの市役所農業研修センターに設置された長期自記雨量日照計自記器によれば、同日午後9時台と午後10時台に観測された雨量は約0.0mmと記録されていること 事故現場から約1250m離れた消防本部の雨量計では午後8時20分から午後9時40分までの1時間20分の降雨量は0.0mmと記録されていること 静岡気象台次長の証言によると、雨量計はその時間内の雨の降り方ややみ間などを表しておらず,更にレーダーアメダス解析雨量には数mmの誤差があることを踏まえると,弱いながら雨が降り続いていたと科学的に言い切ることはできない旨供述していること
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