集光タワー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/19 20:58 UTC 版)
敷地の中央部には集光タワー(solar power tower)が建てられており、その高さは205 mに及び、この集光タワーの最上部にheliostatによって反射された太陽光を受けて加熱される部分が存在する。発電所の敷地内に設置されている全てのheliostatは、常に集光タワーの最上部に鏡で受けた太陽光を反射するように、太陽を追尾して動いている。この結果、最高で530 ℃にまで水蒸気の加熱が可能であり、それを集光タワー内に設置してある蒸気タービンに送り込んで汽力発電を行っている。出力は50 MWである。復水器は空冷方式であり、集光タワーに取り付けられた放熱板に、自然の風が当たることで廃熱を行って、水蒸気を液体の水に戻している。
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