障害者手帳の定義とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:01 UTC 版)
身体障害者手帳、療育手帳(知的障害者用)、精神障害者保健福祉手帳といった、障害を有する人に対して発行される手帳の総称(広義)。障害の有無や種類、程度などを証明する証明書としての役割を持つ。 上記1.(広義)のうち、精神障害者に対して発行される手帳のこと。正式名称は「精神障害者保健福祉手帳」。表紙には「障害者手帳」とのみ表示され、表紙を見ただけでは障害の種類は分からないようになっている。精神障害者も参照。 上記1.(広義)のうち、身体障害者を対象とする「身体障害者手帳」のみを指すことがある。「身体」を省略した場合。 「障害者手帳」と称する場合、あらゆる障害者の手帳を指すこともあるし、精神障害者の手帳のみを指すこともあるし、身体障害者の手帳のみを指すこともある。したがって、手帳の制度について知識がない者に対し、「障害者手帳」という用語を用いる場合、混乱を招くこともある。 身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳のみ、法令に基づく障害者手帳である。その他の手帳、療育手帳などは根拠とする法令がない。 なお、難病患者の障害者手帳の代わりになるのが、特定医療費(指定難病)受給者証であるが、人数も少なく認知度も低い。しかし障害者総合支援法の施行により、提示して受けられるサービスは徐々に増えている。
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