隋期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 16:07 UTC 版)
中国統一を実現した隋は、581年に五銖銭の鋳造を開始し貨幣統一を計画する。当時北周を初め前代王朝の貨幣、私鋳銭が混在して流通していたが、隋五銖銭と同等のもの以外は没収し、隋五銖銭の原料とされたことで徐々に貨幣の統一が進み、また銅産地を確保した隋は積極的な鋳造事業にも着手している。隋時代の五銖銭には、置様五銖・隋五銖・白銭五銖と呼ばれるタイプのものがあり、白銭五銖が五銖銭として最後に発行されたタイプのものとなった。 唐王朝が成立すると、唐は621年に開元通宝を発行し、それとともに実に700年以上にわたって鋳造され流通してきた五銖銭はついに廃止された。
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