陰茎根部での環状切除術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 03:08 UTC 版)
※注意:性的な画像があります。ご覧になる方は右端の「表示」をクリックしてください。 余剰包皮を、陰茎先端に近い包皮輪近辺でなく、陰茎根部で切除する術式で、包皮輪の径に問題のない、いわゆる仮性包茎などがその適用である。亀頭付近に手を加えない上に傷跡が陰毛に隠れるため審美性に優れ、縫合創が尿で汚染される心配も少なく、出血も少ない傾向がある。 手術の手順としては、まず包皮を反転させ亀頭を露出させつつ、陰茎背部、根部に近い部分の余剰包皮をつまみあげ、根部側と亀頭側、各々に小さく皮膚切開をおき目印とする。次いで、腹部はやはり根部と、それより1,2cm亀頭側に目印を付ける。続いて背部の目印と腹部の目印を浅い皮膚切開で繋いでデザインするが、この術式の場合も、大きく包皮をつまみ上げて目印を付けた背部の方が、大きく切除されることとなる。 次いでこの目印の間の包皮を切除していくのであるが、単純に切除して縫合するだけの上記二術式と異なり、本術式では包皮を白膜から剥離し除去していく作業が陰茎全周に渡って行われるため、比較的複雑な手技を要求される。包皮の除去後はやはり、全周に渡って、二分された包皮を縫合する。
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