降伏点とは? わかりやすく解説

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こうふく‐てん〔カウフク‐〕【降伏点】

読み方:こうふくてん

物体に力を加えていったとき、弾性限界超えて物体変形急激に増加し、もとに戻らなくなるときの力の大きさ降伏応力


降伏点

英語 yield point

材料引っ張った圧縮したりするとき、変形量が力に比例しなくなる点。例え金属の丸棒引っ張った場合伸びに対してその力は正比例的に大きくなるが、ある時点から急に伸びるようになり、ここを降伏点と呼ぶ。やがてまた伸びに対して力は大きくなり、その力がピーク迎えたあとに破断する最初の降伏点を上降伏点といい、ピーク時下降伏点呼んでいる。ガラスセラミックなど、一般に硬い材料は降伏点近く破断するものもある。

降伏点

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

降伏点

鉄筋機械的性質のひとつで、弾性限界超えて更に引張ると、ある箇所でひずみは大きくなっているにもかかわらず、力が一時的に抜けてしまう。この力が抜ける前の最大応力の点を上降伏点(単に降伏点)といい、力が抜けてしまった最小応力下降伏点という。

降伏 (物理)

(降伏点 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 00:30 UTC 版)

降伏(こうふく)とは、金属材料などに応力を加えていくと現れる現象である。例えば応力を加えていくと、応力-ひずみ線図は図1のような挙動を示す。図1では、応力が点2に至るとひずみは大きくなるのに対し引張応力は下降する。このとき鋼は降伏したという。点2に至るまでの変形は弾性変形であり荷重を除荷すれば形状は元に戻るのに対し、降伏後は塑性変形になり除荷しても弾性変形分(点2までの変形)以上は戻ることはない。


  1. ^ 駒井謙治郎 編『機械材料学』(9版)日本材料学会、1999年、32頁。 


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