阿弥陀ヶ峰とは? わかりやすく解説

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あみだ‐が‐みね【阿弥陀ヶ峰】

読み方:あみだがみね

京都市東部東山三十六峰の一。もと山腹山麓阿弥陀堂があった。山頂豊臣秀吉の墓がある。


阿弥陀ヶ峰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 13:34 UTC 版)

阿弥陀ヶ峰
豊国廟
標高 196 m
所在地 京都府京都市東山区阿弥陀ケ峯町・今熊野阿弥陀ケ峯町
位置 北緯34度59分16.9秒 東経135度47分7.0秒 / 北緯34.988028度 東経135.785278度 / 34.988028; 135.785278座標: 北緯34度59分16.9秒 東経135度47分7.0秒 / 北緯34.988028度 東経135.785278度 / 34.988028; 135.785278
山系 東山 桃山丘陵[1]
種類 円錐状(海成粘土層・砂礫層の積層地質)
阿弥陀ヶ峰 (京都市)
プロジェクト 山
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阿弥陀ヶ峰(あみだがみね)は、京都府京都市東山区東山(桃山丘陵[1])にある山で、東山三十六峰のひとつに数えられる。

山名は、天平年間(729-749)に行基が阿弥陀如来を安置したことに由来する[2]。周辺は、古くより葬送の地として有名であった鳥辺野が広がり、京都の三大墳墓地のひとつでもある。現在も東麓には京都市中央斎場がある。また、山頂からは京都盆地を一望できると共に、洛中山科を結ぶ渋谷街道が北麓を通過しているため[3]、戦略上の要地でもある。戦国時代には山頂付近に阿弥陀ヶ峰城が築かれていた。山頂には豊臣秀吉を祀る五輪塔が、登山口のある西麓には豊国廟、さらに1kmほど西には豊国神社が築かれている。

阿弥陀ヶ峰の西麓には京都女子大学があり、キャンパス北側を通る通称「女坂」が山頂へ続く登山道となっている。また、阿弥陀ヶ峰周辺の国有林は、森林環境教育の活動フィールドとして活用される「京女 鳥部の森」に指定されている[4]。この「森」がある東麓を京都一周トレイルが通っているが、そちら側より直接山頂に登る山道は設定されていない。

文学における阿弥陀ヶ峰

  • 「峰は、譲葉(ゆずるは)の峰、阿弥陀の峰、弥高(いやたか)の峰」(清少納言枕草子』)
  • 「寒けれど 窓ひらかせて みあぐれば 阿弥陀ヶ峯に 月ぞいでたる[5]」(佐紀子女王

アクセス

参考文献

  1. ^ a b 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 京都東南地域の地質
  2. ^ a b 京都市観光協会 京都観光Navi 阿弥陀ヶ峰
  3. ^ 京都通百科事典 阿弥陀ヶ峰
  4. ^ 京都大阪森林管理事務所 京都女子大学と「遊々の森」協定を締結―「京女 鳥部の森」を設定―
  5. ^ 川上紫峰『よき散文と詩を作るために』(内外出版、1926年)4頁。



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