防眩ミラー
夜間後続車のヘッドライト直射を受け室内後写鏡に反射した光が目に入ると非常にまぶしい。これを防止する目的で反射率を減少させる構造をもった後写鏡を防眩ミラーという。大別して(1)プリズム鏡を使用したものと(2)エレクトロクロミック素子または液晶を使用したものとがある。(3)は鏡の表面反射と裏面反射を利用する方式で、昼間は反射率80%の裏面を使い、夜間は反射率4%の表面を使うよう切替え機構を備えている。(4)は鏡面にエレクトロクロミック素子を使い、電気化学反応で光学特性が変わる性質を利用するものと、ガラスと鏡面間にゲル状の電解質層を設け、内蔵した光センサーが受光量を感知して、無段階に反射率を変化させる構造のものとがある。
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