開発状況と経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/05 01:46 UTC 版)
「XL (プログラミング言語)」の記事における「開発状況と経緯」の解説
XLは1992年頃から長い時間をかけて開発された。最初のバージョンはクリストフ・ド・ディネシャン (en:Christophe de Dinechin)が設計し、発表した。 XLのコンパイラは最初はC++で書かれていて、上に示すような機能のほとんどは正しく実装されていた。しかし、C++自身は拡張的でないため、プラグインを書くのは難しく、translateのような構造の実装は不可能であった。構文木はさらに複雑で、他のプログラミング言語でも扱えるようにするために非常に多くの木構造を実装する必要があった。Mokaは同様の仕組みを使ったJava-to-Javaの拡張可能なコンパイラである。 他プログラミング言語対応と複雑な構文木構造を諦めて、2003年にコンパイラの再開発が始まった。構文木は七つのタイプに大幅に簡略化された。2004年にXL自身で書かれたコンパイラが完成し、それ以降の開発はすべてXLで完結している。新たなコンパイラもXL1の実装がまだ不十分であるが、すでにいくつかの点でC++を上回っている。
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