開口端補正の値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 15:08 UTC 版)
開口端補正の大きさはノズルの幾何学的構造によって異なる。開口端補正の値は実験的に求められるが、理論的に計算することも可能であり、グリーン関数やウィーナー・ホップの方法(英語版)を用いる手法が知られている。 両端にフランジがある円柱の場合の開口端補正は l E ≈ 0.8242 a {\displaystyle l_{\mathrm {E} }\approx 0.8242a} である。これはレイリー卿によって初めて求められた。一方フランジなし円筒形の気柱の開口端補正の大きさは、円筒の半径を a {\displaystyle a} として l E = − a π ∫ 0 ∞ 1 z 2 ln [ 2 K 1 ( z ) I 1 ( z ) ] d z ≈ 0.6127 a {\displaystyle l_{\mathrm {E} }=-{\frac {a}{\pi }}\int _{0}^{\infty }{\frac {1}{z^{2}}}\ln[2K_{1}(z)I_{1}(z)]dz\approx 0.6127a} により与えられる。ここに K 1 {\displaystyle K_{1}} および I 1 {\displaystyle I_{1}} は変形ベッセル関数である。この結果は1948年に Harold Levine およびジュリアン・シュウィンガーによって導かれた。
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