閉塞鍛造
一般の型鍛造では、型内での充満度を高めるために、周囲に出ているバリが重要な役目をしている。このバリの出口部をなくした型構造で、材料を金型内に閉じ込め、パンチにより材料を押し出し、金型内の空間を満たす方法である。最近、精密鍛造品の製造や、材料歩留まりの向上などのために採用されている。しかし、型の弾性変形、プレスの吸収量または中バりなどで切断重量のバラツキを吸収する必要がある。温間鍛造と組み合わせて採用されることが多い。自動車部品では、ミッション部品のギヤ類や車軸部品のデフサイドギヤなどに使用されている。
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