閉じこもり現象の研究・対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/20 15:46 UTC 版)
「閉じこもり」の記事における「閉じこもり現象の研究・対策」の解説
1984年に竹内孝仁は、脳卒中による障害によって外出頻度が低下した結果、廃用症候群から寝たきりに至る問題を指摘し、高齢者の閉じこもり現象を「閉じこもり症候群」と名付けた。以来、日本の老年医学などで閉じこもり現象に関する研究が進められ、厚生労働省は介護予防の方策のひとつとして「閉じこもり予防・支援マニュアル」を発行している。 閉じこもりの定義は研究者によってさまざまだが、厚生労働省では、スクリーニングテストで寝たきりではないにもかかわらず「週に1回以上外出していますか」という質問に「いいえ」と回答した人を閉じこもりのおそれのある人と規定している。閉じこもりはHouseboundと訳されるが、日本の研究では「閉じこもり」は寝たきり予備群として捉えられているのに対し、海外の「Housebound」の概念には寝たきりや要介護になった状態も含まれるのが一般的である。
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