長兵衛が文七に金を渡す動機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 10:29 UTC 版)
「文七元結」の記事における「長兵衛が文七に金を渡す動機」の解説
我が娘を犠牲にしてまで赤の他人に金を恵む。この常人では到底不可能な事をしてのける長兵衛がどういう動機で金を恵むかについて、演者により様々な解釈がある。6代目三遊亭圓生、5代目古今亭志ん生は娘は傷物になっても死ぬわけではないがお前は死ぬという、見殺しにしては寝覚めが悪いからと嫌々ながらに金をやる。林家たい平や柳家喬太郎もこの流れである。 対して林家彦六(8代目正蔵)や柳家小三治 は50両のために主への忠義を通して死のうとする文七に感じ入り、所詮自分には縁のなかった金と諦めて女郎屋に借りた金を返さないと覚悟を決めた上で与えてしまう。金に対する未練がみじんもない点に特徴がある。
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