長六度の周波数比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 04:48 UTC 版)
さまざまな調律において「長六度」と呼ばれる音程が存在し、それぞれ修飾語をつけて音程の違いが区別されることがある。以下の例ではセント値が小さいものから列挙する。 純正律で一般的な長六度は5:3のピッチ比( play[ヘルプ/ファイル])で、約884セントである。 12平均律では長六度は9半音、つまり900セントに等しく、根音との周波数比は 1 : ( 2 12 ) 9 = 1 : 2 3 4 ≒ 1 : 1.68179283051 {\displaystyle 1:({\sqrt[{12}]{2}})^{9}=1:2^{\frac {3}{4}}\fallingdotseq 1:1.68179283051} となる。 ピタゴラス音律の長六度は周波数比が27:16、約906セントである。ピタゴラス長六度は周波数比3:2の完全五度3つから構築できる(C - A = C - G - D - A = 702 + 702 + 702 - 1200 = 906)。これが、27倍音と16倍音の間隔に対応する。Cピタゴラス長音階において、ピタゴラス長六度はF - D、C - A、G - E、D - Bの間で発生する Play[ヘルプ/ファイル]。
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