針の危険性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:16 UTC 版)
一般的なウニであるムラサキウニやナガウニ、バフンウニなどは、手に乗せて多少押しつけるなどしてもそうそう刺さらず、刺さったとしてもほとんど深傷にはならない。しかしガンガゼの長い刺は細くて鋭く、その先端はごく容易に人の皮膚に突き刺さる。表面に逆刺があり、しかも折れやすいために、皮膚内部に折れて残ることが多く、ひどく痛む。南日本の海岸で見られるウニとしてはほとんど唯一気をつけるべき種である。なお、ガンガゼ以外で有毒なウニとして知られるラッパウニ、イイジマフクロウニなどはむしろ棘が短く、バフンウニに似た形状をしている。 日本本土の海岸では、たいてい岩陰から棘だけが出ている。棘は非常に長いので注意すれば判別も容易だが、物陰だけに気が付かずに触れてしまう例も多い。中には遊泳中に波に揺られて接触したために刺された例もある。後述の近縁種も含め、分布域内の岩礁域では十分な注意が必要である。
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