金型の管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:29 UTC 版)
金型は、製造業者が自社工場で使用する場合のほかに、外注工場に貸し出しを行うこともある。この金型を、発注者からみて、預け金型と呼び、金型台帳などで管理する。量産に使用する金型は通常、普通の加工設備と同様に固定資産として管理される。 また、コスト削減などを理由に、海外に無償で金型を提供し、それを用いて作った製品を輸入する例も多くなっている。その場合、商品輸入時には税関に、輸入商品の代金に金型代金を加算して申告する必要がある。この理由は、金型の費用を輸入商品の原価に算入するか否かによって輸入商品の価格が大きく変わるため、正しい関税ならびに消費税の課税ができなくなるためである。なお、最終的に消費税は製品価格に転嫁される性質のものであるため、この措置によって事業者の税負担は増えるものではない。
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