都村 (千葉県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 13:25 UTC 版)
みやこむら 都村 |
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廃止日 | 1937年2月11日 |
廃止理由 | 編入合併 都賀村、蘇我町、都村、検見川町 → 千葉市 |
現在の自治体 | 千葉市 |
廃止時点のデータ | |
国 | ![]() |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 千葉県 |
郡 | 千葉郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 | 15.30 km2. |
隣接自治体 | 千葉市、千葉郡都賀村、犢橋村、千城村、印旛郡旭村 |
都村役場 | |
所在地 | 千葉県千葉郡都村 |
座標 | 北緯35度38分03秒 東経140度09分20秒 / 北緯35.63403度 東経140.15567度座標: 北緯35度38分03秒 東経140度09分20秒 / 北緯35.63403度 東経140.15567度 |
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都村(みやこむら)は、かつて千葉県千葉郡に存在した村。1889年(明治22年)町村制施行にともなって編成され、1937年に千葉市へ編入されて消滅した。
歴史

1.千葉町 2.蘇我野村 3.生実浜野村 4.椎名村 5.誉田村 6.白井村 7.更科村 8.千城村 9.都村 10.都賀村 11.検見川村 12.犢橋村 13.幕張村 14.津田沼村 15.二宮村 16.大和田村 17.睦村 18.豊富村
現在の行政区画
紫:千葉市 桃:船橋市 赤:習志野市 橙:八千代市
- 1889年4月1日 - 町村制の施行により、辺田村・矢作村・貝塚村・加曽利村・川野辺新田が合併して発足。旧・川野辺新田は大字川野辺となる。村名は将来の繁栄を祈念して命名されたもの(瑞祥地名)[1]。
- 1937年2月11日 - 千葉市に編入され消滅。
- 1938年 - 大字辺田が都町に、大字川野辺が若松町にそれぞれ改称。
当地には加曽利貝塚がある。1887年にはじめて学会に紹介されたこの貝塚は、1907年に東京人類学会によるはじめての発掘調査が行われて以後、大山柏ら考古学者による調査が進められた[2]。1936年には大山史前学研究所による発掘調査が行われ、翌1937年に『史前学雑誌』に「千葉県千葉郡都村加曽利貝塚調査報告」が発表されている[2]。
1922年には千葉県農事試験場が都村に移転した[3]。千葉県農事試験場で品種改良されたスイカは「都1号」などの品種名を持ち、「都系」と呼ばれる。農事試験場(第二次世界大戦後に農業試験場と改称)は、1963年に千葉市大膳野町に移転するまで当地にあった[3]。
教育
脚注
- ^ “明治22年千葉県町村分合資料 〔二〕 千葉郡町村分合取調”. 千葉郡役所. 2025年4月9日閲覧。
- ^ a b “加曽利貝塚の保存の歴史”. 千葉市教育委員会 加曽利貝塚博物館. 2014年6月14日閲覧。
- ^ a b “千葉県農林総合研究センターの沿革”. 千葉県農林総合研究センター. 2014年6月14日閲覧。
関連項目
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