郭頒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 郭頒の意味・解説 

郭頒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 16:49 UTC 版)

郭 頒(かく はん、生没年不詳)は、中国西晋代政治家歴史家は長公[1]

経歴

西晋に仕え、令史となった[2]。後に襄陽県令となった[3]。著作に『魏晋世語』10巻、『群英論』1巻[4]がある。これらの著作はいずれも散逸し、『三国志』に裴松之が注釈としてつけた部分のみが現存している。『魏晋世語』は後世にはの太宗李世民の諱を避け、『魏晋代語』[5]、『魏晋代説』[6]などと呼ばれた。

評価

裴松之は「見識が乏しく、文章は音の響きも悪い。最も卑劣な作だが、変わった記事が多いので世間によく読まれており、干宝孫盛らが多く採用している。そのなかには誤りが多い」と極めて辛辣な評価をくだしている[7]

注釈

  1. ^ 水経注』巻22
  2. ^ 三国志』巻4魏書三 少帝紀 裴松之注「案張璠、虞溥、郭頒皆晋之令史,璠、頒出為官長,溥、鄱陽内史」
  3. ^ 隋書』巻33経籍志二
  4. ^ 『隋書』巻34経籍志三
  5. ^ 旧唐書』巻46経籍志上
  6. ^ 新唐書』巻58芸文志二
  7. ^ 三国志』巻4魏書三 少帝紀 裴松之注「蹇乏全無宮商,最為鄙劣,以時有異事,故頗行於世。干宝、孫盛等多采其言以為晋書,其中虚錯如此者,往往而有之」



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「郭頒」の関連用語

郭頒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



郭頒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの郭頒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS