還政の紊乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/30 06:19 UTC 版)
李氏朝鮮では当初より内需司に高利貸しの長利所が置かれて宮殿用の米穀を年50%の利子(長利は年五割の利子のこと)での貸付を行っており、成宗の治世中に長利所を560ヶ所から235ヶ所に縮小した。 一方で、常平庁(常平倉が昇格、改名したもの)において貧民の救済が目的で貧しい農民に政府の米穀を貸してやり、秋収期に利息を付けて回収する還穀も行われたが、利率が長利所同様の高利貸しに変わるなど、常平庁の腐敗による弊端が三政の中で最もひどかった。
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