遺構・再現建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 08:24 UTC 版)
唐招提寺の講堂は、平城宮の改修にともなって、天平宝字4年(760年)ころに平城宮の東朝集殿を移築したものである。瓦葺で梁行9間、桁行4間。壁や建具のほとんどない開放的な建物であった。朝集殿として用いられていたときは切妻造であったが、移築の際、入母屋造に改造され、建具を入れている。鎌倉時代の建治元年(1275年)にも改修されているが、平城宮の建物のなかで現存する唯一の遺構としてきわめて貴重であり、国宝に指定されている。 また、平安神宮の拝殿は平安宮の大極殿、正面の神門は応天門、神門の左右の殿舎は朝集殿を再現して建築されたものである。
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