遷移金属触媒を用いるホルミル化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/03 04:01 UTC 版)
「ホルミル化」の記事における「遷移金属触媒を用いるホルミル化」の解説
アルケンに一酸化炭素と水素を加え、コバルトやロジウムなどを中心とする適切な触媒を作用させるとアルデヒドが得られる。この反応はヒドロホルミル化(オキソ法)として工業的に広く用いられてきた。 RCH = CHR ′ + CO + H 2 + Co {\displaystyle {\ce {{RCH=CHR'}+{CO}+{H2}+Co}}} または Rh触媒 ⟶ RCH 2 − CHR ′ − CHO {\displaystyle {\ce {->RCH2-CHR'-CHO}}} Ar − I + CO + H 2 + Pd {\displaystyle {\ce {{Ar-I}+{CO}+{H2}+Pd}}} 触媒 ⟶ Ar − CHO {\displaystyle {\ce {->Ar-CHO}}} これらはいずれも、一酸化炭素が金属上への配位を好む性質が利用されている。
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