逮捕、精神鑑定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 05:24 UTC 版)
「AKB48握手会傷害事件」の記事における「逮捕、精神鑑定」の解説
男は前述の通り、その場でスタッフに取り押さえられ、殺人未遂の容疑によって握手会会場で現行犯逮捕された。事件現場の床では、こぼれ落ちたと思われるカッターナイフの刃のカケラが複数見つかっており、男の自宅からはAKB48のシングルCD「ハート・エレキ」と「前しか向かねえ」が押収された。逮捕直後、男は容疑と殺意があったことを認めた。5月27日14時20分ごろ、男は盛岡地方検察庁に送検された。 男には刑事責任能力を問えるかを判断するため、精神鑑定が行われた。「人が大勢いる場所で騒ぎたかった」という供述や、意味不明な言動があったことから、盛岡地方検察庁は男の精神鑑定を行うことを予定した。そして、盛岡簡易裁判所に鑑定留置を請求し、6月5日付でこれが認められた。当初、留置期間は6月6日から7月29日までと予定された。盛岡地方検察庁は留置期間の延長を請求し、7月28日付で認められた。これにより、男の留置期間は9月2日までとなった。鑑定留置の結果、男は刑事責任能力を問えると判断された。そして9月11日、盛岡地方検察庁は男を傷害罪および銃砲刀剣類所持等取締法違反罪で盛岡地方裁判所に起訴した。当初の容疑であった殺人未遂罪を適用しなかったことについて、次席検事の南智樹は「人が死亡する危険のある行為だと認識して行ったかを慎重に捜査したが、立証は十分でなかった。(凶器の形状など)全ての要素を総合的に判断し、殺人未遂罪の適用を見送った」と述べている。
※この「逮捕、精神鑑定」の解説は、「AKB48握手会傷害事件」の解説の一部です。
「逮捕、精神鑑定」を含む「AKB48握手会傷害事件」の記事については、「AKB48握手会傷害事件」の概要を参照ください。
- 逮捕、精神鑑定のページへのリンク