透析導入後の食事療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:28 UTC 版)
維持透析には血液透析と腹膜透析に大別される。透析患者の平均余命が改善したことを受けて、透析患者の食事も変わりつつある。週3回の血液透析の場合。 総エネルギー(kcal/kg/day)蛋白質(g/kg/day)食塩(g/kg/day)カリウム(g/day)食事以外水分(ml/kg/day)リン(mg/day)カルシウム(mg/day)30 - 35 1.0 - 1.2 0.15 1.5 15 700 600 食塩に関しては0.15g/kg/dayが原則であるが残腎尿量100mlにつき0.5g/dayの増量が可能である。また食事以外の水分に関しても15ml/kg/dayが原則だが残腎尿量分の増加が可能である。 持続式携帯型腹膜透析の場合。 総エネルギー(kcal/kg/day)蛋白質(g/kg/day)食塩(g/day)カリウム(g/day)食事以外水分(ml/day)リン(mg/day)カルシウム(mg/day)29 - 34 1.1 - 1.3 CAPD除水量(l)×7.5 2.0 - 2.5 CAPD除水量 700 600 CAPDの場合は食塩摂取量はCAPD除水量(l)×7.5g/dayであるが残腎尿量100mlにつき0.5g/dayの増量が可能である。また食事以外の水分に関してもCAPD除水量が原則だが残腎尿量分の増加が可能である。なお総エネルギーは透析液からの腹膜吸収分を含む。
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