近隣・同時代の出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 08:33 UTC 版)
万石騒動のおよそ30年前に、安房郡大神宮村(現在の館山市大神宮)で越訴事件が発生している。天和2年(1682年)、領主であった旗本河野三左衛門の苛政を幕府に訴え出たものの敗訴となり、名主小柴三郎左衛門ら7名が処刑された。義民「七人様」として地元で語り継がれている。 万石騒動が発生した時期は、新井白石を中心に幕政が進められた時期である(正徳の治)。新井は「仁政」を掲げて農民・民衆の声に耳を傾け、幕府による公平な裁判の実現を図ったと評価される。1711年7月に発生した、越後村上藩(藩主松平輝貞)三条領の農民が大庄屋の不法を幕府に訴えた四万石領騒動(村上越訴事件)に対し、1711年10月12日の評定所判決では、農民側の訴えが認められた。
※この「近隣・同時代の出来事」の解説は、「万石騒動」の解説の一部です。
「近隣・同時代の出来事」を含む「万石騒動」の記事については、「万石騒動」の概要を参照ください。
- 近隣・同時代の出来事のページへのリンク