神経症
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神経症(しんけいしょう、英:Neurosis、独:Neurose)とは、精神医学の伝統的な用語で、不安などの不適応行動を特徴とし、入院するほど重篤ではない場合が多い状態である[1]。1980年のDSM-III(第3版)では神経症という語を廃止し、神経症性うつ病(抑うつ神経症)の多くは気分変調性障害に含められた[2]。またDSM-IIIは不安神経症を、パニック障害と全般性不安障害に分離した[3]。強迫神経症は強迫性障害となったように、現在では神経症の語は用いられない。
- ^ a b c d ヒルガードの心理学第15版 2012, §第15章心理障害.
- ^ a b 宮岡等『うつ病医療の危機』日本評論社、2014年、122頁。ISBN 978-4535984110。
- ^ a b c Catherine L. Woodman, MD (1997). “The Natural History of Generalized Anxiety Disorder: A Review”. Medscape Psychiatry & Mental Health eJournal 2 (3) .
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o (編集)小此木啓吾、大野 裕、 深津千賀子『心の臨床家のための必携精神医学ハンドブック』創元社、1998年、159-178頁。ISBN 978-4422112053。
- ^ a b 鈴木国文 1995, pp. 157、164-165.
- ^ 『フロイト著作集6』人文書院、1970年、に収載。
- ^ a b 鈴木国文 1995, pp. 4–5.
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