転写「ケルビム」「ヘルヴィム」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 15:15 UTC 版)
「智天使」の記事における「転写「ケルビム」「ヘルヴィム」」の解説
日本のキリスト教教会では大抵「ケルビム」と呼ばれ、日本聖書協会も「ケルビム」との表記を用いているが、日本ハリストス正教会では「ヘルヴィム」(明治時代の文献では「ヘルワィム」と書いてヘルウィムと読ませていたものが多数存在する)と呼ばれている。いずれもギリシャ語転写の"Χερουβείμ"が基になっているが、こうした違いが発生したのはギリシャ語発音が時代によって変化した事に由来する。 ギリシャ語表記"Χερουβείμ"は、古典再建音では「ケルーベイム」であり、中世以降の発音は「ヘルヴィム」である。前者を西方教会が継承し、後者を正教会が継承した。これらの転写の違いが、日本において教派ごとの異なる片仮名表記に表れている。
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