おどり‐ねんぶつ〔をどり‐〕【踊り念仏】
踊り念仏(おどりねんぶつ)
①「踊り念仏」は踊り手自身が鉦を叩き、和讃や歌を歌う芸能。一方「念仏踊り」は、踊り手と歌い手が分かれたもの。
②「踊り念仏」は念仏、つまり信仰的側面が基本となるもの。一方「念仏踊り」は踊り、すなわち芸能・娯楽的側面を中心とするものという区別もある。一般に時期が下るほど芸能・娯楽的側面が強くなると考えられる。
◆歴史上の「踊り念仏」には、以下のようなものがある。
空也の踊り念仏
融通念仏の踊り念仏
一向の踊り念仏
一遍の踊り念仏
時衆踊り念仏
◆また、現在「踊り念仏」という名称の芸能が全国に残っている。
代表的なものは
仏向寺
跡部の踊り念仏
藤沢遊行寺の踊り念仏
踊り念仏と同じ種類の言葉
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