起電力の温度依存性とは? わかりやすく解説

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起電力の温度依存性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 04:28 UTC 版)

ギブズ-ヘルムホルツの式」の記事における「起電力の温度依存性」の解説

化学電池の起電力 Ecell と反応エンタルピー ΔrH の間には、次のギブズ-ヘルムホルツの式成り立つ。 Δ r H = − z F E cell + z F T ( ∂ E cell ∂ T ) p {\displaystyle \Delta _{\text{r}}H=-z{\boldsymbol {F}}E_{\text{cell}}+z{\boldsymbol {F}}T\left({\frac {\partial E_{\text{cell}}}{\partial T}}\right)_{p}} ここで z は電池反応伴って移動する電子の数であり、F はファラデー定数である。この式の両辺熱力学温度 T で微分すると次式が得られる。 ( ∂ Δ r H ∂ T ) p = z F T ( ∂ 2 E cell ∂ T 2 ) p {\displaystyle \left({\frac {\partial \Delta _{\text{r}}H}{\partial T}}\right)_{p}=z{\boldsymbol {F}}T\left({\frac {\partial ^{2}E_{\text{cell}}}{\partial T^{2}}}\right)_{p}} この式は、反応エンタルピー ΔrH温度依存性無視する近似では起電力温度係数 (∂Ecell/∂T)p が温度に依らない定数になることと、起電力2次微分係数 (∂2Ecell/∂T2)p が生成物反応物定圧熱容量の差 ΔrCp から計算できることを示している(キルヒホッフの法則)。

※この「起電力の温度依存性」の解説は、「ギブズ-ヘルムホルツの式」の解説の一部です。
「起電力の温度依存性」を含む「ギブズ-ヘルムホルツの式」の記事については、「ギブズ-ヘルムホルツの式」の概要を参照ください。

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